2012年2月9日

【お知らせ】TIFFCOM2012会場をお台場へ移転。ワンストップマーケットプレイスへ

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2011年11月10日

TIFFCOM&CMTコラボ・プログラムNew Talent企画ピッチ&サポート結果発表

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2011年10月24日

【速報】 TIFFCOM2011開幕

2011年10月12日

マーケットスクリーニング決定 及び 企画マーケット参加企画の発表

2011年10月 3日

ユニジャパンDVDライブラリーが新設

2011年10月 1日

MY TIFFCOMに関するご連絡

2011年9月 7日

TIFFCOM追加出展者のお知らせ

2011年8月24日

TIFFCOM 2011 出展者決定

2011年8月22日

TIFFCOM 2011 企画マーケット 申込ページオープン

2011年8月10日

TIFFCOM来場者/バイヤー登録開始のお知らせ

2011年7月27日

TIFFCOM 2011 企画マーケットスタート

2011年7月22日

「日本を元気に! JAPAN LOCAL TV STATION パビリオン」参加のお願い

2011年6月29日

TIFFCOM2011 出展申込み受付が開始されました

2011年6月1日

TIFFCOM2011サイトオープン

What's News

2011年11月10日

TIFFCOM&CMTコラボ・プログラムNew Talent企画ピッチ&サポート結果発表

 2011年10月26日(水)にTIFFCOMイベントスペースにて、日本発または日本との共同製作企画というコンセプトの下リニューアルされた今年の企画マーケットのプレゼンテーションが行われました。

プレゼンテーションに参加したのはTIFFCOM2011企画マーケットのNew Talent部門の選考4企画およびCMTコンペティションブース参加者から新たに募って選ばれた4企画の合計8企画です。この中から、審査員の協議により企画開発支援企画が以下2作品に決まりました。

支援決定企画

「波の向こう」三宅 響子

「banapara ♪ アプリ」村山 太(ボーナス)

 「波の向こう」は原発事故から避難した福島の親族と現地の状況を追うドキュメンタリー企画です。TIFFCOM2011企画マーケットNew Talent部門からの候補企画としては他に、記憶をなくしていく少女と完全な記憶を持つ男のラブストーリー「emanon」、一家族の三代の女性の生き様をたどる「IN THE MYTHS OF LIFE- TSUYAKO -(仮称)」、日本列島を縦断する国際派ロードムービー「サマー47」がありました。

 他方の「banapara ♪ アプリ」は沖縄の要素を入れた南国を舞台にしたトロピカルコメディ・アニメーションのアプリ化企画です。CMT2011のコンペティションブースの出展者からの候補企画としては他に、サンタクロースの会社に迷い込んだ少女と少年サンタの恋愛活劇アニメーション「サンタ・カンパニー」、東北企業を応援するキャラクターをAR技術を応用してスマートフォンアプリ化する「東北ずん子の『デジタル袋とじ』」、リアルとバーチャルを自由に行き来するコンセプト・キャラクターを漫画化する「蜜芽テモと○ぃ地球委員会」がありました。

ユニジャパンでは企画開発段階の支援を重視する立場から、来年以降も同プログラムを続ける予定です。

審査員

富山 省吾(日本アカデミー賞協会 事務局長)
藤井 雅俊(Creative Market Tokyo 2011 審査員長)
陸川 和男(株式会社キャラクター・データバンク 代表取締役社長)

講評

 上限100万円の企画開発支援を1企画に与えるということで当初予定していましたが、協議の結果、上限50万円の支援を2企画に与える形に分割することになりました。

 「波の向こう」は2010 年にベルリン映画祭の若手育成部門に招聘され、最新作「ハックニーの子守唄」が2011年ベルリン映画祭にてベルリン•トゥデイ•アワードを受賞するなど、ロンドンを拠点にこれまで海外で研鑽を積んできた三宅氏が、企画としても緊急性があり、かつ非常にパーソナルな日本の題材を取り上げて制作に入るという点が重要視されました。また今回ドイツの制作会社と公的支援を既に得ていることから、海外での展開の道も開けており、企画開発費の使途プランも明確な具体性と現実性をもっていることから、実現可能性が非常に高いと判断されて選出されました。

 「banapara ♪ アプリ」は、ワールドワイドにライセンシングベースのビジネスを展開することを視野に入れたノンバーバル・キャラクター・アニメーションとして魅力的な世界観が創出されており、かつ、様々なプラットフォームを利用したメディア・マーケティング戦略が練られている点を高く評価しました。また、村山氏は「ウサビッチ」「ヤンス!ガンス!」等で海外マーケットとのネットワークを築くなど、短編アニメーション・コンテンツという分野において着実に実績を積んでいる点で、当企画の実現性も高いと判断するとともに、最終的には長編映画化も目指している意欲的な企画としてその展開を大いに期待して選出しました。

 このような形で、映画の企画と、より広範囲なキャラクターコンテンツ開発等とを並列で評価するのは新たな試みでした。TIFFCOM来場者を含む100人以上の業界関係者の前で行われたプレゼンテーションは、内容的にもバラエティに富んでおり、メディアの違いを越えたビジネスを考える上でも有意義ものになったと考えています。今回の支援が国際的に展開していける競争力のあるコンテンツの開発の一助となれば幸いです。